リアクティブVAR炉(RVAR)
RVARはチタンのような反応性材料用としてスポンジ材や溶接電極のような低比重材料の製造に用いられます。低比重電極用の溶解ではインゴット内で電極をくまなく溶解するために、炉内の長距離ラムトラベルおよびルツボとヘッドに十分な容量が必要になります。コンサークのRVAR炉ではコラムデザインを採用することで、ヘッド・ラムトラベルを最大化しつつ、ラムとヘッドが干渉しない最小限の装置高さに抑えています。
また、豊富なヘッド・メルトステーション・電源装置の組み合わせにより、経済的な溶解操業を提供します。
特徴
- 完全同軸電源によりインゴット凝固時の電磁誘導の影響を軽減
- X-Y調整のセンタリングによりインゴット品質向上
- ロータリーポンプ、ドライスクリュー真空ポンプに対応
- 密閉式冷却水装置
- 溶解開始から押し湯まで自動制御
- アルゴンバックフィル・高圧力時のリリースバルブ・PLC安全回路等、安全設計
- シングルサーボモーターラムドライブ
- ロードセルによる精密な溶解速度制御
- 油圧機器無し。電動あるいは空圧機器を採用
- 溶解制御用ステアリング(撹拌)コイルを水冷ジャケット内に配置
仕様
36″ (900 mm) RVAR | 42″ (1050 mm) RVAR | 48″ (1200 mm RVAR) | ||
最大インゴット重量 | 20,000 lbs (9,000 kg) | 42,000 lbs (19,000 kg) | 55,000 lbs (25,000 kg) | |
最大ルツボ径 | 36″ (900 mm) | 42″ (1,050 mm) | 48″ (1,200 mm) | |
ルツボフランジ径 | 49.5″ (1,257 mm) | 56″ ( mm) | 64.5″ ( mm) | |
推奨電源 | 35,000 Amps | 44,000 Amps | 44,000 Amps | |
最大ラムトラベル | 150″ (1,778 mm) | 200″ (5,080 mm) | 200″ (5,080 mm) | |
最大ヘッドリフト | 120″ (3,048 mm) | 155″ (3,937 mm) | 155″ (3,937 mm) |
アクセサリ
- アレンブラッドリーまたはシーメンスPLC制御
- 真空スタブ溶接
- 水冷ロックバルブ