シームアニーラ (シーム焼きなまし) - Inductotherm Group Japan Ltd.
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シームアニーラ (シーム焼きなまし)

サーマツールのインラインシーム焼きなまし / 焼きならし装置は、高周波溶接された多様な口径及び肉厚の鋼管に対し、効果的な溶接後熱処理(Post Weld Heat Treat = PWHT)を行うために設計されています。厳密な品質コントロール及び処理の再現を可能にするためクローズループ温度制御及びリアルタイム監視機能が備わっています。サーマツールシームアニーラは、 API® 規格の5L、5CT及びP110、L80、N80、X80、X100グレードの生産をされるお客様にとって、溶接熱影響部(Heat Affected Zone = HAZ)に焼き戻し処理のされてないマルテンサイトを残留させないという利点があります。

インダクトサームのVIP® シリーズ誘導電源装置を使用したサーマツールシームアニーラは、現代のニーズに即した包括的な自動化・制御パッケージをご提供します。指導・学習機能を備えた自動化システムでは、各製品径に対し正確なインダクタ位置設定を行うためのオペレータインターフェースを設けています。また、SmartAnneal™ スマートアニールソフトウェアまたSeamScan™ シームスキャンソフトウェアを組み合わせることで、シーム部の回転を含むミル状態の変化と熱特性の変化の検知が可能になり、あらゆる製品において厳しいアプリケーション要件を満たすためのコントロールを行うことができます。

さらに、標準鋼管に加え、スパイラル製品、形鋼及び異形材料にも適応可能です。

お見積り依頼

インダクトサームグループジャパン株式会社

神戸市西区南別府1丁目3-10

  • Phone: 078-974-2552
  • Fax: 078-974-6535

特徴

  • 出力レベルに関わらず92%の高変換効率、入力力率 0.95 一定
  • インダクタの正確な位置調整のため、ミル設置型キャリッジアッセンブリを採用
  • クイックリフト機構採用により、インダクタの鋼管からの迅速な持ち上げ動作を実現。シームが開いた状態では鋼管から離れます。
  • 自動シーム追跡機能(オプション)
  • 小径用抑制機構
  • 独立・自動可動キャリッジにより、簡易なオフラインメンテナンスが可能
  • 多様な用途に対応するため、シングルまたはデュアルインダクタから選択可能

仕様

定格出力: 200kW ~ 3000kW
運転周波数: 0.5kHz, 1kHz, 3kHz, 6kHz (固定)