ロールオーバー炉
ロールオーバー炉は注湯や金属の品質を厳密に制御する必要がある高級鋳物・精密鋳造に最適な溶解装置です。
ロールオーバー炉は溶解材料のサイズを正確に管理することができ、炉体を回転させて生じる遠心力を利用して注湯するので鋳型を完全に満たすことができます。この装置では、誘導溶解炉は回転フレームに載っています。事前に計量した材料が完全に溶湯になると、予熱した鋳型を炉の上にクランプで締め、装置全体を回転させ鋳型が縦になったところで注湯します。この方法では、溶湯はほとんど耐火材に接触せず直接鋳型に移動するため、耐火物が金属に混入する可能性が少なくなります。金属の品質をさらに向上させる場合は、溶解・出湯サイクルを不活性雰囲気下で行うこともできます。ロールオーバー機構は様々なサイズの溶解炉でご利用いただけます。コンパクトなソリッドステート制御の溶解装置なので、高効率、高速・省人化操業を可能にします。また誘導コイルをしっかりと保護できる構造になっており、炉頂部と炉体部は鋳型をクランプする圧力にも耐える機械的強度を保っています。
仕様
容量 | 2.5 ~ 50 kg |
その他お問い合わせください 電話: 078-974-2552 | |
標準仕様 | 自動緩急サイクル |
各方向クッション付きストップ | |
回転速度調節 | |
鋳型自動クランプ | |
操作盤 | |
鋳型クランププレート調節機能 | |
オプション仕様 | 排煙コントロールシステム |
不活性ガスシステム | |
自動プロセスコントロール | |
工場試験 | 重要なコンポーネント |