Hybrid™ 炉 - Inductotherm Group Japan Ltd.
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Hybrid™ 炉

コアレスインダクターとチャンネルアッパーケースの双方の優位性を持ち合わせており、大型のアルミキャスティング等に最適なシステムです。

 

インダクトサーム社のHybrid™炉は、コアレス炉とチャンネル保持炉、両方の優位性を取り入れた製品です。コアレス炉は初期投資および設置費用を抑えつつも様々な溶解金属に対応できる柔軟性が特徴であり、チャンネル炉は大量の金属を低い保持電力で長時間保持する事ができるため、経済的な大量生産に向いています。双方の優位性を併せ持つHybrid™炉は操業上のフレキシビリティを可能にします。不活性ガスカバーが出来るように考慮されており、溶解金属の迅速な変更が可能なため、厳しい仕様・公差が要求される様々な大型アルミ合金鋳造において真価を発揮します。本製品は高品質なアルミビレットおよび様々な合金のコマーシャルスラブを生産する事を可能にします。

お見積り依頼

インダクトサームグループジャパン株式会社

神戸市西区南別府1丁目3-10

  • Phone: 078-974-2552
  • Fax: 078-974-6535

利点

パワー源のコアレスインダクターと頑強なチャンネルアッパーケース

スーパーヒーティングが可能なコアレスインダクターは、溶解および保持に最適な熱源です。Melt-Manger Plus®コントロールシステムが装備されたソリッドステート電源装置により炉に電力が供給されます。電源装置は、使用される用途に最適化された周波数で電力が供給できるように設計されます。常に残湯を保持し続ける必要のあるチャンネルインダクターと違い、コアレスインダクターを装備しているHybrid™炉は、溶解後に炉内を空にする事が出来ます。完全に炉内を空の状態にした後は別の金属を投入することができるため、合金の種類に柔軟性を持たせることができます。

コアレスインダクターはHybrid™炉のチャンネルアッパーケースの底部に設置されます。これにより、高い強度、保全性、そして耐火材の長寿命化が達成されます。リフトアンドスイング機構の炉蓋が装備され、様々なサイズのリターン材やインゴットなどの材料を炉に投入する事が出来ます。ケースの厚手の耐火材は熱損失を最小にする他、熱電対を埋め込み、継続的に温度測定ができるよう考慮されています。温度管理システムと熱電対を組み合わせることにより、保持および出湯の全過程において、アルミニウムが常にターゲット温度帯になるよう精密に制御します。

HybridTM炉のその他の利点

  • コアレスインダクターは多品種の合金を取り扱うことを可能にします。
  • コアレスインダクターを使用する事により、電源盤の発信周波数を最適化されたものにすることが出来ます。
  • リフトアンドスイング機構の炉蓋が装備され、様々なサイズのリターン材やインゴットなどの材料を炉に投入する事が出来ます。
  • ケースの厚手の耐火材は熱損失を最小にする他、熱電対を埋め込み、継続的に温度測定ができるよう考慮されています。
  • ドロスドアとバックチルトシステムがドロスの除去を容易にします。

特徴

サイズと構造サポート

10-40トンを標準仕様としてラインアップしており、40トン以上のモデルも特注で対応可能です。油圧シリンダーと共に頑丈なスタンションに搭載され、安定した傾動パフォーマンスを実現します。炉内金属の重量を表示するロードセル、よりクリーンな作業環境を実現する各種フューム排出デバイス、ドロス除去を容易にするドロスドアとバックチルトシステムを装備することが可能です。

材料投入および出湯の多様な構成

Hybrid™の残湯処理は、チャンネル炉のようにトラニオン式もしくはサイフォン式にて行います。サイフォン式出湯スパウトは湯面より下から溶湯を出湯します。

コントロール

PLCが傾動、出湯のプロセスを全てコントロールしており、炉から樋、そしてキャスターに至るまで溶湯の流れを制御します。レーザーによるフィードバックを用いて炉の傾動アングルを制御し、樋を流れる溶湯のレベルを一定に保ちます。温度コントローラーにより溶湯の温度を設定したレンジ内に保持することが可能です。