電極交換式エレクトロスラグ再溶解炉
コンサークの電極交換式ESR炉は、複数の電極を一本ずつ溶かすことで、単一のより大きなインゴットを溶製します。 電極交換炉は、常に2つのESR炉ヘッドを使用し、固定式ルツボまたは2つのヘッド間に配置された引抜式ルツボのいずれかに交換しながら溶解するように設計されています。
通常は、この交換式の炉には1つまたは2つの隣にもルツボを配置して、単一電極による単一のインゴット溶製も行い、標準的な製品の生産性を高めることができます。
特徴
- 完全同軸
- 精密電極制御
- 完全自動溶解制御
- X-Y電極調芯
- 不活性ガス雰囲気溶解
- ドライエアー溶解
- スラブインゴット対応可
- ドライスラグ開始可能
- ホットスタート可能
- 適正なAC電源装置設計
仕様
製品サイジング:
電極交換式ESR炉は、お客様の製造電極に適するよう設計されるので、製品の用途に幅広く対応します。
コールドまたはホットスタートの利用:
今日のほとんどのESR炉は、ドライスラグによるコールドスタートです。 コンサークはホットスタートの機能も備えたESRで、合わせてスラグ溶解炉の提供することもできます。 これは、高湿度や湿気が懸念される状況や、プリメルトスラグの調達に問題がある場所に有効とまります。
適正なAC電源装置設計:
コンサークは、独自に電源を設計可能な唯一のESR炉サプライヤです。 このユニットは、ESR溶解の厳しい要件を満たすように特別な設計をされています。これにより、ESRおよび電力伝送システム全体について、コンサークは一括して責任を負うことができます。
不活性ガス雰囲気溶解システム:
今日、酸素および窒素に敏感な多くの合金が、不活性ガス雰囲気下で溶解されます。不活性ガス雰囲気溶解の主な利点は次の通りです。
- 大気またはドライエアー中での溶解と比較して溶製インゴット中の酸素および窒素レベルを管理できます
- システムは完全にクローズドなため、溶解時に工場内からの汚染等がなくなります
- スラグの酸化は問題にならないので、通常と違うスラグ配合で使用することができます
- 脱酸素材からの介在物生成は、最低限の脱酸素材から最小限に抑えられます。
- より高い窒素レベルを必要とする合金は、より高い割合の窒素を含む不活性ガス雰囲気中で再溶解させることで、合金からの、窒素のアウトガスを低減することができます。